DIYでもできる雑草対策
まずはこちらの動画をご覧ください。貰った穴あきレンガを使って、雑草と泥だらけの裏庭を、アプローチに作りかえた作業動画です。分秒あたりで防草シートと化粧砂利を敷いています。
いかがでしょう?この動画の作業は割と本格的で「こんなんできんわぁ」と思われる方も多いと思います。
でも、そこをちょっと頑張って、雑草の生えない庭を造ることも可能です。その方法を、元造園資材会社の事務員からお伝えしますね。
【防草シート】というシートがあります
防草シート、一般的にはあまり馴染みの無い言葉だと思います。これはその名のとおり、草を防ぐシート。土の下に埋めて使用します。埋めずに地面に敷いて固定するだけでも効果はありますが、強く風が吹くと捲れてしまいます。ですが、植木鉢の周りの草を防ぐ目的で敷物の代わりに敷く、といった使い方であれば、十分にその実力を発揮してくれます。
我が家では、以前この商品を使って実家の田んぼの畦を覆い、ずいぶん草刈りが楽になりました。先程の動画で使っているのはその時の余り。アプローチの隅っこの砂利敷きの下に使っています。
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防草シートと砂利敷きで雑草対策をする方法
それでは、防草シートをどのように使うのか、ここでは、防草シートと砂利を組み合わせて使う作業工程を説明していきます。
防草シートを敷いて砂利をその上に重ねる方法
※注 砂利は化粧砂利と言われる、庭用の砂利を使います。これだけで駐車場っぽくなる事が避けられ、ワンランク上のお庭が出来上がります。
- 雑草を取り除く、もしくは3~5cm(砂利を入れる深さ分)掘り下げる→掘るのはとても大変!穴掘り動画はこちら
- 防草シートを敷いてピンで留める
- その上に砂利を敷く(3cm以上を推奨)
砂利の分量は、1㎡(1m*1m)に3cmの深さで敷いた場合、80Kgを推奨。余り薄く敷くとシートが見えてしまいます。砂利の大きさは2分~3分(約10mm)が厚みが出で良いでしょう。
1㎡で80Kgですので、縦3m、横1.5mの空間ですと4.5㎡、360Kgが必要になります。通信販売で購入する場合は、積み下ろし方法などをよーくご確認くださいね!宅配便では配送不可の場合もあります。自家用車でホームセンターに行かれる時も、積載重量をあっという間にオーバーしますので、ホームセンターで軽トラックなどを借りて運ばれることをお勧めします。
※1分=約3mm 天然石は商品によってばらつきがあります。
固まる土を使う方法
次にご紹介するのは『固まる土』という、その名のとおり、地面を固める土を使って草が生えてこないようにする方法。
家庭用、業務用、公共工事等の広い範囲を施工する用・・・いろんな商品があるのですが、我が家の近所のホームセンターにも売っていた商品をご紹介します。
施工方法を要約すると
- 施工方法は比較的簡単で、施工する部分の雑草を取り除く
- 地面を平らにする
- 『固まる土』を3センチ敷く
- 表面を押し固め、表面を滑らかにする
- 敷いた部分に2回散水をし、自然乾燥させる
以上の5工程になります。
詳しい説明は商品案内にも記載してありますので、商品ごとの施工方法をご覧ください。施工必要量は、1㎡あたり3cm以上施工(推奨)で2~3袋必要ですので、例えば80cmの幅で5mですと0.8m×5m=4㎡ つまり8~12袋。途中で足りなくなると大変な事態になるので、10~12袋にするようにしてください。
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で!!この『固まる土』に関して重要な注意事項があります!
それは!!施工前に絶対濡らさないこと!!!
これ、造園資材の会社でも別の業務用商品を取り扱っていたのですが、セメントと同様、紙の袋に入っていました。これを少しでも雨の日に運搬するとどういう事態になるか。
もうお分かりですよね。
この商品はどうやって固めます?散水して固めますよね?(施工方法5)
そうなんです!!袋に入ったまま固まってしまうのです!!施工業者さんでも、初めて使われる場合など、たま~にそんな事態が発生していました。
ですから『固まる土』を施工される場合、晴天の日に行ってくださいね。
こちらにもっと詳しく説明してくれている、造園屋さんのサイトがありますので、こちらもご参考になさってください。
【 まとめ 】DIYでもできる、本格的雑草対策
以上、元造園資材会社の事務員おススメ、3つの商品をご紹介しました。
業者さんにお願いすれば、綺麗にしっかりと施工してくれますが、施工費用を抑えたい場合、小さい範囲などでしたら、十分にDIYでできる内容となっています。
ぜひ、DIYで快適なお庭ライフを楽しんでみてください。