世の中はとても臆病な猫だから
他愛のない嘘を いつもついている
中島みゆき 『世情』より引用
昨今、世の中が変わりつつあるのを感じます。
先日の『元SMAP3人のTV出演にジャニーズ事務所の圧力の疑い』
昨日の『宮迫博之と田村亮の、反社会勢力営業発覚に対する吉本興業の隠蔽・解雇』
など、みんなが分かりきっているのに、それを知らん顔でつきとおすような芸能界の闇、それがやっと報道として表面に出てきた・・・そんな感じの報道がテレビを賑わせています。
しかし。今日は参議院選挙当日。山が動くのでしょうか。昨日までほとんど何も報道されておらず、まるで選挙があるのを隠しているかのような、主要マスコミな態度に異様な空気を感じています。
【平成から令和へ】時代の変わり目
昨年頃から何か、大きな組織で当たり前に行われてきた、不正、暴力、圧力など、様々な問題が発覚してきています。
- 日大アメフトのタックル事件
- 大相撲力士による数々の暴力事件
- 医学部不正入試問題
- 障害者水増し雇用問題
- 厚生労働省による勤労統計資料破棄
- 総理大臣面会記録を未作成
- 金融庁の年金報告書は無かったことにする対応
- 未解決の加計学園、森友学園問題
- 高齢ドライバーによる死亡事故
- 数々の児童虐待事件
- 仮想通貨の暴落
- 日本各所を襲う自然災害
などなど・・・何か、今までとは若干異なるような、隠していたものが噴出している反面、ひどく時代の閉塞感を感じるような事件が増えているような気がします。
テレビ・新聞からインターネットの時代へ
各家庭にパソコンが普及し始めたのが20年くらいでしょうか?
ここ10年くらいでスマートフォンが急激に普及、情報を得られるのが、新聞とかテレビしかなかった時代から、インターネットでの情報が手軽に得られる時代となりました。
それぞれが自分の視点で選択したり、個々が、見たこと・聞いたこと・感じたことを、手軽に、瞬時に発信できるようになった。
それにより、今まで万人の知ることのなかった闇の部分が、いとも簡単に、電車の中でも、道を歩いていても、極端に言うとどこで何をしていても、すぐに知ることができるようになった。
そういう世の中の流れが、これらの事件のきっかけ、というか、元々そこにあったものがバレた、30年前には想像もできなかったが明るみになった、ただそれだけのこと、そういう気がしています。
特に、権力者にとっては、特に高度経済成長期から時代を築きあげ、いわば、今の日本の利益の仕組みを作ってきた権力者、にとっては、その時代の終焉が目の前に来ていることなど、認められないのではないかと思います。
昨年の西日本豪雨災害の時でも、いちばん早い情報はSNSだった。あの大災害となった真備町でもご自身の安否、救済を求める声がSNSから発せられ、住所を明確に記載することで救助に向かえた、ということがあったように記憶しています。
被害状況を伝えるニュースでさえ、SNSの発信をテロップで流していましたものね。
65歳以上の高齢者が28%にものぼる超高齢社会ではありますが、15歳〜64歳の現役世代は、その倍の60%もいます。得られる情報を冷静に取捨選択していくことで、まだまだ時代は変わっていくと考えます。
昭和〜平成〜令和へ
私は高度経済成長期の真っ只中に産まれました。子供の頃のことはあまり記憶にありませんが、初めての自家用車を購入して父が大変喜んでいたこと、隣町の商店街が賑やかで、毎週土曜日には土曜夜市が開かれていたこと、田舎町にショッピングセンターやホール・図書館などが入っている市民センターができてよく遊びに行っていたこと、など、浮かれている、というよりは賑やかな時代だったと思います。
その当時は大きな公共工事もたくさんあり、身近に経験しただけでも
- 昭和57年・1982年/山陽自動車道の開通(実家近くに開通、家族がよく利用していた)
- 昭和63年・1988年/瀬戸大橋の完成(建設中に演奏イベントで橋の下を船で通過)
- 平成3年・1992年/米子自動車道の開通(蒜山在住時、米子へ行くために利用)
- 平成9年・1997年/岡山自動車道の開通
これだけの大きな事業が行われていました。
中でも印象的だったのが、米子自動車道の開通です。
私たち家族は蒜山では、地元の建設会社の社宅をお借りして住んでました。その頃、まさに岡山方面に向けての建設中。土木バブルです。平成3年当時です。バブルは崩壊していましたが、今よりはまだ経済は緩やかに流れていたんだと思います。
その時の記憶で鮮明に覚えているのが、建設会社にお勤めの方々のボーナス。
なんと、100万円!!支払われておりました!!多分、それが1回分だったと思います。
今!今!そんなの、あります?大手の建設会社じゃあないですよ!田舎の、下請け会社ですよ!!今の若い方、いえ、私たちより5歳若いだけでも、こんな時代があったなんて知りません。私も最近まで忘れておりました・・・
そして平成の大不況。何があろうと給料が上がらない。社員は少ない、ほとんどが派遣。
企業の内部留保が400兆円!?そりゃそうですよね。売り上げが下がっても、それ以上に賃金下げれば利益は増えますもの。簡単なことですよね。
法人税(純利益にかかる)を下げれば経費を抑えやすくなる→給料上げたくない→利益が増える→黒字になる
( ̄∀ ̄) ふ〜ん
これが、平成という時代の象徴でしょうね。
失われた30年で失くなったのは、豊かさと自由と希望
高度経済成長期で手にした富や地位を独占したい、一部の権力者たちが作り上げた、搾取の構図。それが平成だったのだと思います。
そして、今年5月に令和になった。
その前年、昨年か一昨年あたりから、徐々に世の中が変化し始めているのを感じませんか?
- 古い媒体で情報を得ている人、インターネットから情報を得ている人
- Youtuberの台頭など、働き方の変化
- 世界の超大富豪たちの寄付啓蒙活動
などなど。これから時代は、もっともっと急速に変化していくのではないか、私はそう感じています。
時代の大波に乗れる船を創る
一昨年くらいから、結構占いにもハマっていて、占星術では、ずっとこの時代の動きについて語られていました。
私は割とそういうのを信じる方なので、ある程度そこに乗っかる気持ちで、やりたい事や進みたい方向を見つめてきました。
すると、不思議なことに、自分の気持ちよりも早い流れが起き始めたのです。
時々、SNSで過去の自分の書いたものが流れてくるのですが、数年前にやっていたことと、今現在やっていることの違い、その頃漠然と願っていたことが、今は目の前にあること、など、あまりにも早い潮目に揺られていることに驚愕することがあります。
そのことに気付いてから、引きこもりの息子に声をかけ続けました。過去のいろんな、自分に付いたしがらみを払拭しながら、諦めずに声をかけました。
その結果、彼も今、なんとか、自分でも見られる夢を見付け、必死に頑張っています。
まだ結果な何も出ていません。でも、誰にでも未来はある!そう信じて、闘い続けます。
たぶん、決して大げさではなく、小学校以来、約20年ぶりに生き生きとしています。
そして。今日。小さな力かもしれないけど、笑える未来のために、心の声を上げるために、選挙に行ってきます。