前回、50代にして叶えたい夢を3つ書きました。年齢なんて関係ない!って思っていますが、実際肉体の衰えとか、頭の回転が遅くなったな、とかは日々実感しているので、自分に喝を入れるためにも?年齢を強調しています。
だって。10代、20代とは違って残された時間が少ないから。それを考えると、ゆっくりしてられないのです!
生きているうちにたくさん増えた荷物もある。知識や経験もありますが、それが邪魔になることも。それは人それぞれだとして、とにかく健康で活動できる時間をより多く確保するためには、悠長にはしていられません〜!!
今日は、夢を実現するために必要な、3つのことを書いていきます。
その①:夢を目標に変える
『夢は何ですか?』よく耳にする言葉ですよね。
でも『目標は何ですか?』って、聞かれますか?仕事や学校などではなく、個人的に。まず聞かれませんよね。なぜでしょう?夢と目標では何が違うのでしょうか。
つまり。他人にとっては、その人の目標なんて、どうでもいいことなんですよね。その点、夢の方は気楽な話題のひとつになります。
『将来何になりたいの?』知人の子供に訊ねる時と、ほぼ同じくらいの気持ちで訊けます。
目標と違って【夢】は基本的に実現しません。夢が夢であるうちは、美しくて気楽な夢でいいんです。
夢に向かって努力していらっしゃる方、ごめんなさいね。いえ、努力している時点でそれは多分、目標に変わっていると思うので、別の意味合いになりますね。
『こんなことができるって素敵だし、できると思うの!』じゃあ、それに向かって勉強とか、何か始めたの?『え?考えるだけで素敵じゃない!それだけでドキドキするわ!』・・・女子トークあるある。
つまり。夢を語っているだけでは【夢】でしかないんです。毎回新月にお願いしようと、満月に感謝を述べようと。
そこに【実行】が伴って初めて実現するんです。夢が目標に変わったとき、夢が叶う日に一歩近づき始めます。
夢を目標に変えるための行動
では、どうすれば具体的に夢が目標に変わるのか、それを自分自身や友人、私の子供の経験から具体的にお話しします。
まず。たいていの夢は【憧れ】から始まると思うのですが、その事柄に対して自分に訊いてみましょう。
『私はあの人のようになりたいの?』と。その答えがNOだったらこの事柄はそれで終了。YESならば、次へ進みます。
- その職業のプロになりたい or その業種を趣味でやりたい
- その人のように有名になりたい or その人のような生き方をしたい
- 例:彼女のようにセレブになりたい or 彼女のようなセレブに憧れる
- そこに達成するだけの努力は惜しまない or なりたいけどそんなに頑張れないかな
- 誰かの助けが得られなくてもやりきりたい or 誰かに援助してもらえばできると思う
ざっと5個の項目を挙げてみました。もうお判りだと思いますが、右半分は趣味の領域で、左半分がプロになるために必要な心意気です。
もちろん、運や天性のもの、縁など、努力とは関係なく、夢を見る以前に叶えられるものを持たれている方も、ごくごく一部ですがいらっしゃいます。
ですが、私を含め、そんな生まれ持った運を持っていないのであれば、努力しないとスタートラインにも立てません。これは趣味である右半分を選択した場合でも同じです。
興味を持って叶えたい、と願ったならば、是非【目標】に変えていきましょう。
プロを目指す方はそこにたどり着くまでのルートを探すこと、趣味の方はまず身近で接することができる場所に身を置くことでスタートラインに立てます。
夢を叶え、その道で食べていくようになるまでの道のり
では、プロになった人達はどのようにして、そこまで辿り着いたのでしょうか?
インターネットの発達した現代では、情報を得ることはさほど難しいことではありません。むしろ情報が氾濫しすぎて、何が正しいのか、何を選択すれば良いのか、判断に迷いますが、思い込みを捨てて冷静に比較すれば自然と選別されてきます。
そしてその次は経験して、挫けて立ち上がって・・・青春ドラマ!?さながらの修行期間が付きもの。
YouTuber、ミュージシャン、声優、この3パターンを身近な実例からご紹介します。
例①:YouTuberが収益を得るまで
数年前より人気の職業ランキングに登場し始めたYoutuber。どうやったらなれるかご存知ですか?
事務所形式で運営しているところもあるようですが、全くの個人でフリーランスとして稼ぎたい!と思ったら。まず何をするか。
『動画を作って発信します』当たり前じゃないか!何を言っているんだ!
では、その動画がどのくらい視聴されたら1円が発生するようになるのか。
なんと、1年以内で登録者数1,000人、視聴時間4,000時間をクリアしないといけないのです!!自分が登録したり視聴した時間ではないですよ、登録された、観ていただいた時間ですからね!
これ、本当に程遠くて・・・私もチャンネル持ってますが、半年やって登録者160人です。ほとんどの動画が視聴回数100回以下です。ため息・・・
それを長男は躁状態の時に2ヶ月で達成してしまったのですが、その後も苦労がありまして・・・興味のある方はこちらをお読みください。
で、その条件をクリアできたら。動画が視聴されるごとに収益となりますが、1万円収益を上げるためには、10万回の再生は必要だと考えておいてください。10万回って・・・・・
夢多き職業ですが、叶えるまでの道程は遠いです。
例②:プロミュージシャンという夢を叶えるための勉強
我が家の末っ子で兄達と年の離れたひとり娘は、プロミュージシャンを目指して上京しています。楽器はサックス。目指しているのはスタジオミュージシャンです。
私もピアノを専攻してきたので、その道の厳しさはよーく解ります。彼女が『プロミュージシャンになりたい』と言い出した時はまだ11歳でしたので、反対はしませんでしたが、いつ挫けるか・・・と見守り続けて11年になります。
5年生の終わり頃に見よう見まねで始めたサックス。本格的に開始して9年になりますが、正直まだまだ!!
プロに近づくため、17歳の秋から日本を代表するプロの先生に師事しておりますが、上手くてルックスがいい奏者は掃いて捨てるほど居ます。ちょっとやそっと吹けるくらいじゃあ仕事なんてありません。
プロをたくさん排出している大学ビックバンドの大会では、2年連続入賞し、CDにも録音されていますが、全く声もかかりません。それが現実です。
そんな中でどうすれば良いのか。プロとして活躍されていらっしゃる方は皆さんこう言います。『情熱を持ち、努力を努力と思わないほどに続け、諦めないこと』
私は来春大学を卒業する娘にこう言っています。
『30歳までは諦めずに続けてごらん、諦められないうちは就職も結婚もするな!』
声優になる、という夢を叶えた友人
私には『声優になる!』という、子供の頃からの夢を叶えた友人がいます。彼女とは、短大時代、同じアパート同じ門下で、2年間を一緒に過ごしました。
なぜ声優養成校ではなく音大に来たのか、それは、声優になることを親が強く反対していたためです。
しかし、彼女は負けなかった。ギリギリ生活できるほどの仕送りの半分を貯金し、そのお金で長期の休みには上京して研修に参加、常にトップの成績を納め、卒業後は親の反対を押し切って上京しました。
あれから30年。彼女は現在も声のお仕事だけで生計を立てています。
声優志望の若者に指導もしていますが、与えられること、教えられることを待つのではなく、自分で考え、苦しみ抜いて気付くことができる、それくらいの気持ちがないと難しい、と言います。
反対されても、何も援助がなくても、それでも目標を達成することを諦めない、そんなハングリーさも競争を勝ち抜く上では必要不可欠ではないか、と考えます。
優先順位は何番目ですか?
私は音楽大学の短期大学部を卒業しました。はっきり言って、そんなに熱心な学生ではありませんでした。ピアノよりもバンド活動の方に熱が入っていました。そのお陰で彼氏にもフラれました(泣)
でも、今考えると、他人と音楽を作ることが、何よりも好きだったんだと思います。少し選択肢を間違ってしまって、心底望んでいた方向に進まなかったから、現在の私があるのですが、その方向に進んでいたら、全く違う人生を送っていたんだろうな、と思います。
自分自身の矛先が一番向いている方向、そこにあるものが、本当にやりたいことなのではないでしょうか?
自然に優先順位が高くなる、他のことがどうでもよくなる、それほどの想いがあって、初めて目標が実現するのかもしれません。
恋と同じですね(笑)
その②:目標を決意表明する
目標が決まりました。『よし!誰かに習いに行こう!』『道具を買おう!!』とか決めたら、まずは体験に行きましょう。体験レッスンや、店頭で道具に触ったりしてみてください。
そして、そのことを誰かに話してみてください。できれば、家族や仲の良い友人ではなく、ちょっと仲の良い人。同僚とかでもいいかもしれませんね。
これは、始める前に気後れしたり、やっぱり無理かも・・・と思ってしまって諦めることを防ぐ意味もありますが、誰かに話してみて『それ良いね』とか賛同を得られることで、勇気をもらえることもあるからです。
身近すぎると『そんなのやめたら?』とか『できるわけないよ』など、遠慮なく言われてしまうので、始め辛くなることも多々あります。相手に悪気がなくても遠慮が無い分、何を言われるか分からないので、自分に自信のないうちは黙っていても良いかな?と思ったりします。
ただ、これも目標が世間一般的に遠すぎる場合、話すことのハードルが高くなるので、段階を追って話す方が良いかもしれません。
その③:目標を数値化する【1年後の自分を設定する】
夢を叶えるノートを用意する
目標が決まり、第一歩を踏み出したら、具体的な目標をノート記すと良いです。
『新月の願い事』とか『願いを叶えるノート』とか、数年前から引き寄せがブームになっていますが、これは自分の願いを視覚化することが狙いです。
具体的に書き出すことにより、自分の思いが形になり、文章化することで心に強く刻まれる。そういった作用が生まれます。
私も、毎回ではありませんが新月、満月、年度初め、思い立ったとき・・・など、手帳に書いています。私の場合は身近な事柄より、ちょっとスパンの長い、漠然とした目標が多いので、なかなか実現しませんが、随分近付いている気がします。
2020年の手帳。100均で済ませようかと思っていたけど、来年は形にしたいことがたくさんあるので、やっぱり手帳購入しようかな~。
レビューが良くて、私がとっても気になっているものをいくつかご紹介しておきます。
ノートに目標時期と具体的な項目、数値を記入する
ノートや手帳、日記帳などを用意したら、次に行っていただきたいのが夢が叶う時期、ボリューム、方法、などを具体的に記入して欲しいのです。
これは現実的でも、非現実的でも良いと思います。具体的に書いていくと、どのように行動すべきか、ということがはっきりしてきます。
これは、実際に実行できなくても、目標数値の半分にも満たなくても良いのです。その都度考え、書き直していく、その行動が習慣化されてくれば、実現にうんと近付きます。
これは、営業マンさんや、社長さんなど、会社として売上を実現していく際には必ず行われていることです。『餅は餅屋』『蛇の道は蛇』など、その道のことはその道のプロに聞け、というようなことわざが多くありますね。
会社というのは、毎日8時間、月間約180時間、年間で約2000時間もの時間を、それぞれの業務に費やしているものです。
そしてその会社が利益を上げているのであれば、取り入れられることはマネしてしまうのが、目標達成までの近道だと考えます。
感謝をしよう!!【50代で夢を叶えるために】漠然とした夢を形に
夢を叶えるために必要な3つのこと。これらはおそらく最低限のことでしょう。
でも、この最低限を、諦めることなく、最優先順位をつけて実行し続けていけば、きっと、完全ではなくとも夢は叶うのではないかと思います。
そして、いま自分がそのことに向き合えている奇跡を、感謝してください。
あなたが生まれ落ちた奇跡、その事柄に出会えた奇跡、その喜びなど、偶然と偶然の重なり合いで今があります。
『ありがとう』そう呟くだけで、ちょっぴり心がほぐれませんか?そして太陽や気持ちの良い風、恵みの雨など、森羅万象に感謝してみてください。自分で自分を癒してあげられますよ。
来年の元旦が、私の目標とする地点までの中間地点です。
今年も残り40日。多くの出逢いと森羅万象に感謝して、精一杯突き進みます。
かっこいいおばぁちゃんになるぞ!!