来月また誕生日を迎えてしまいますが、50代の女性って、どんなイメージですか？
自分的には20代の時と、基本的には何も変わっていないんだけど。それでも結婚して子供産んで、それなりに世の中に揉まれた分、いろんな知恵がついて、お肉もついて、貫禄もついて。皺もシミもついた。
だがしかし。このまま朽ちていくワケにはいかないんです！！
『１年後にひとつ、死ぬまでにみっつの願いを叶えてあげる』と言われたら。あなたは、何を思い浮かべますか？
私は・・・
音楽で、ピアノで食べていく。これが20年かけてたどり着いた、1年後に叶えたい夢の答えです。無謀な挑戦はまだ始まったばかり。
3人の子供を育てるために遠回りした10年間
私は32歳の時に離婚をして、3人の子育てと生活に必死で生きてきました。
離婚時はウェイトレスパートで第二の人生をスタートしたわけですが、その後子供の成長と共に転職を繰り返し、中小企業の総務経理職で会社員生活を終わりました。
ただただ、毎月決まった額のお金を持って帰る、そのことしか頭になかったです。だから、たくさんの遠回りをして今の私がある。それは決して無駄ではないのですが、ちょっと遠回りしすぎたかな？
ほんの少し、悔やまれます。
バンド活動とサックスに夢中だった音大時代
私は5歳のころからピアノを習い、小学6年生で一旦挫折し、中学3年生から音大受験に向けて再スタートしました。田舎の先生、遅い進度。習ったこともない科目など、不利なことだらけでしたが、なんとかギリギリ志望校に入学できました。
でも。高校3年生から始めたバンド活動やサックス（吹奏楽）に熱中し、 そんなに熱心に勉強することもなく、 短大の2年を終えてしまいました。
後から考えると、なんてモッタイナイ！！！！！！！！
そんな不真面目な学生だった私ですが、音楽が好きで、ノンジャンル、と言っても良いくらい様々なジャンルに接して来ました。でも、これが功を奏すなんて！ということになるから、ホントに人生に無駄なし！ですね。
迷いながらも捨てられなかった音楽の道
それから20年。主婦として母として10年を過ごし、ピアノの技術は退化する一方。転勤族だった元夫と離婚した後、借家にアップライトピアノを運び込み、副業として、細々とピアノの指導を続けて来ました。
この副業としてのピアノ指導。これは多分、こんな生活になってもピアノにしがみついていたい、ただただそういった気持ちの表れだったと思います。だから、そんなに真剣にピアノに向かい合っていなかったし、お金のことを一番に考えていた・・・
その気持ちに大きな変化があったのは、長男が高校生になった頃でした。剣道枠の特待生で入学したとはいえ、寮費や遠征費用などの出費が凄くて苦しかったし、中途半端にレッスンをしていることが生徒さんに申し訳なくなったのでした。
そして。『もうピアノは辞めてしまおう』と正社員での就職を決意したのが12年前の春。
なのに！！通勤時間10分の会社に決まったため、結局辞める決意ができないまま（苦笑）。長男の状態もどんどん悪化、窓ガラスがプチプチの期間も2年。
その間もずっと習いに来てくれていた生徒さんはその後、4年、6年と、高校生になるまで続けてくれました。あんな状態だったのに・・・続けられたことも不思議だけど、生徒さんとその親御さんには感謝しかありません。
【自分とは】30代、40代を経て、やっとたどり着いた叶えたい夢
あれから12年。とうとう会社を辞め、ピアノで生きていく決意を形にしました。
なんて無謀な！！若くても無理なのに。でも、なぜか、漠然とした自信があって、何とかなる気しかしないんです。まぁ困ったらバイトでもするさ～ なんて。
実際はそんな簡単に生徒さんは増えないし、セレモニーピアノの仕事も食べていけるなんて程遠い。でも、過去で一番ピアノの収入が多いんです。不思議と。漠然と、って凄い力なのかもしれませんね。
50代シングルマザー、1年後に夢を叶えます！
私、目標を立てたんです。42歳の元旦に。64歳には『音楽で生きていけるようになっている』って。
来月52歳の誕生日を迎えるので、あと1年で中間地点。折り返しです。
42歳からの7～8年はひたすら、自称【キャンペーン】やってました。 20年音楽から遠のいていたので、とにかく知り合いを増やす行動を。 吹奏楽を通してサックス持ってあちらこちら。
音楽関係の知人も増え、Facebookの音楽関係者が150人程になった2年前頃から、徐々に吹奏楽からピアノ活動に軸を移動してきました。
7年前には、合唱団の伴奏とピアノ教室でしか演奏することのなかった私ですが、3年前、かねてから興味があったジャズピアノの勉強を始めたことをきっかけに、映画界でご活躍のピアニストの方にレッスンを受けたり、サックス難曲の伴奏をしたり、と、様々な修行をする機会を戴きました。
そして1年前。娘の卒業年度に合わせて会社を辞める決意をし、実行してしまいました。
もちろん不安だらけです。でも『漠然とした自信』を信じて空いた時間はこうしてブログなどを制作しています。ピアノを弾く機会にも恵まれて来ました。
目標に向けて、想定よりも速いスピードで進んでいるような気がしているのは、私が追いつけていないからかもしれませんが、1年後には何らかの形にたどり着けそうな気がしています。
50代、女性として美しく生きる！！
ここまで、ピアノとか音楽について熱く語って来ましたが、では第2、第3の願いは何だと思います？
それはね。もう一度女性としての自分を取り戻すことです。
鏡に映る自分が嫌で、写真を撮られるのが嫌で、ビデオで動く自分を観てあまりのヒドさに目を背ける。そういうのがもはや日常。
服を買っても楽しくない、お化粧も適当。贅肉は絞るより隠す。
これって一番嫌な思いをしているのは誰だと思います？そう、自分ですよね、そんな自分に渇を入れて、改善したいんです。カメラの前で自然に笑いたい。若作りじゃなくて、自分なりに綺麗になりたいです。
もうひとつは健康で生きること。健康でなければ音楽を楽しむことも、美しくなることも不可能ですから。
栄養のバランスの取れた食事、質の良い睡眠、程よいゆとり。
それらの、成熟した余裕を持ちたい！そんな生活が出来るだけの収入が欲しい！お金持ちになりたい！！
あれ？なにか方向が変わってない？？い～え。お金は大切です。お金は時間であり、余裕を生んでくれるのです。これを綺麗ごとで片付けられるのは20代まで！
50代。手離すことを恐れず、一歩を踏み出してみませんか？
『何か新しいことを始めるには空間を作らないといけない』ということ、よく聞きませんか？これは本当のようです。
この歳になると、だんだん後が少なくなるので焦ったり、欲張ったりしがちですが、そこは大人の余裕でゆったり行きたいものです。
不思議なことに、ひとつ手離すと何か新しい情報なりご縁に恵まれる、ここ数年、そういった事に何度か巡り会いました。
やはり欲張りはダメ、ということでしょうか。昔から『二兎を追うもの一兎を得ず』という事も良く言われますが、アレコレ手を出すと上手くいかないよ、というメッセージなのかもしれませんね。
大切な事はそんなに沢山はないはず。
特にもう50代。ゆったりと、ひとつひとつ、手離したり大切にしながら、願いを叶えられるように、しっかりと自分と向き合いながら、本来の願いを実現させていきたいものです。
